2020/08/20 02:39

ここではコーヒーの基本的なドリップ方法、ペーパードリップの方法を紹介していきます。

まず準備するものは


・ドリッパー

・出来上がった量を確認できるガラスサーバー

・ペーパーフィルター

・コーヒー豆 中挽き(コーヒーミルなどがあればドリップ直前に挽く) 

・(あれば)細口のドリップポット・お湯(90度〜93度)

細口のドリップポット以外はスターターキットを買っていただくと揃います。

直接ケトルなどでお湯を注いでもできますが、細口ポットでハンドドリップしたほうが湯量のコントロールなどしやすくなるのでできればあったほうが好ましいです。メーカー等気にしないのであればAMAZONなどで安い細口ポットが売っています。気になる方は探してみてください。

               

今回はある程度安定した味を出すためにコーヒーカップ約2杯分の量でドリップします。

・コーヒー豆 23g

・仕上がり 300cc

・全体ドリップ時間約2分30秒

      

それでは始めていきましょう。

まずはお湯の用意。ヤカンで沸騰させたお湯を少し落ち着かせ、ドリップポットに移し替えます。するとお湯の温度はだいたい90〜93程度になります。

                                                                                          

次にドリッパー、サーバーを保温、殺菌、洗浄します。

                                                                                          

画像のようにお湯をかけ、付着しているホコリなどを洗い流します。同時に出来上がったコーヒーが溜まるサーバーも保温されるので一石二鳥です。


次にペーパーフィルターを用意します。

フィルターは画像のように二箇所を互い違いに折り込んであげます。

   

折り込んだらドリッパーにフィルターをセットし挽いたコーヒーの粉を入れていきます。

粉を淹れたらドリッパーを軽くコンコンと叩いて粉を平にします。


いよいよドリップ開始です。

まずは一投目、粉全体が濡れる程度のお湯を注ぎます。ここでハンドドリップにおいて最も味を左右するであろう工程、蒸らしをします。  蒸らしは粉とお湯を馴染ませる工程です。イメージとしては新品のタオルが水を吸いにくいように、コーヒーもお湯としっかり馴染ませてあげないとコーヒーに含まれる炭酸ガスがお湯を弾き、効率よくコーヒー成分を抽出できなくなってしまいます。

ここでは蒸らしを30秒とります。軽めのサラッとしたコーヒーが飲みたい方は蒸らし時間を短く、濃い目のギリっとしたコーヒーが飲みたい方は蒸らし時間を少し長くとることである程度の味の濃淡をコントロールすることができます。

お湯を注ぎ30秒後に1滴、2滴程度滴が垂れる程度の蒸らしが最高の蒸らしなんていわれたりもします。


30秒の蒸らしの後、2投目を注ぎます。中心に少しお湯を落としてあげて余分な炭酸ガスを逃し、フワッと出てきた炭酸ガスを中心から外側に広げるようにお湯を注いでいきます。この時中心から「の」の字を描くように注ぎ、フィルターに直接お湯をかけないように注意しながら注いであげます。


粉の中心がやや凹んできたあたりで3投目を注いでいきます。(3投目を注ぐ段階でコーヒーは約100cc)

2投目同様「の」の字を描くようにして中心から広げるように注いでいきます。


3投目が注ぎ終わりコーヒーの量は役200cc、同じように4投目も注ぎ、4投目終了時仕上がり量が少し量が足りなそうなら少しお湯を注ぎ調整します。300ccが仕上がったらドリッパーに残っているお湯は落とし切らずにドリッパーを取り除きます。この時ドリッパーに残ったお湯を落とし切ってしまうと雑味やエグみなどが混じってしまうので気をつけましょう。最後お湯が落ち切った粉の形がすり鉢状になっていれば上手にドリップできたと言って良いでしょう。


あとはお好みのコーヒーカップやマグカップにコーヒーを注いで出来上がりです。


途中画像と文章のみでは分かりづらい部分もあると思うので、一連の流れの動画も載せておきます。


以上が一連の流れでした。

あくまでここで紹介したハンドドリップの方法は私個人が思う簡単でおいしいドリップ方法です。この淹れ方が正解ということではありません。

何回もハンドドリップしていく中でここはこの方がいんじゃね?って思ったらそれはそれで一つの正解だと思います。飲む本人がおいしいと思う方法が一番の正解だと思っています。いろいろ試していく中で自分の合うコーヒーを見つけてみてください。

今回紹介したハンドドリップの方法が皆さんの家飲みコーヒーの参考に少しでもなれればいいなと思います。